衝撃の事実‼️昔はカウントが2つだった‼️
カウントが2つの曲はこちら。
1933年 ルイ・アームストロング タイガー・ラグ
1941年 グレン・ミラー・オーケストラ チャタヌーガ・チュー・チュー
1954年 ビル・ヘイリー・ヒズ・コメッツ ロック・アラウンド・ザ・クロック
4分音符の呪縛
【初心者用解説】
バンドで演奏する時には、ドラムが「1,2,3,4」といって演奏がはじまります。このカウントが昔は「1、2」で始まっていたという意味です。この「1、2」は1小節が2つですよと、メンバーに伝えていると考えられます。つまり音符でいうと、2分音符ですね。
「カウントが4つだろうが2つだろうが、演奏には関係ないだろ」とは考えないでくださいね。これはグルーヴ上重要な違いが生まれるのです。
【上級者・プロ用解説】
現代ではバンド演奏などが、カウントが4つ「1,2,3,4」で始まるのは常識中の常識となっています。しかし、昔のカウントは2つだった事実が山背ドラムメソッドによって発見されました!ここではその事実を広く皆様と共有したく動画を上げております。
カウントが2つであるというのは、4分音符として2つという意味ではありません。また、2小節にわたる(いわゆるダブル)カウントでもありません。
「1小節を2分音符で2つにとって演奏している」
という意味での2つであると考えています。これはおそらく、スイングジャズがあらわれる前のラグ・タイムの時代やさらにクラシックの行進曲の影響の可能性があると考えられます。現在でもラグ・タイムは2拍子で演奏されます(だだし現在の譜面上は2/4の表記がほとんど)。
重要なポイントは、グルーヴの正体を追求する意味で、この歴史的な事実がどれほど大きな影響力を持っているかは、計り知れないという事です。カウントが4つという事は、1小節内の4分音符をすべて表で意識してしまうように誘導されやすいと考えられます。しかし、カウントが2分音符2つであれば、4分音符を感じながら、それを2分音符でまとめているという感覚になるので、1小節の4分音符が表と裏の組みになる事を意味します。バックビートやレガートはこの環境から生まれてきたのです。この事実を皆さんにぜひ知って頂きたいと思い動画をとりました。これはグルーヴ理論に革命を起こす事ができる考え方であると自負しております。ぜひ、あなたの優れた感性で実際にこれらの演奏を聴いてグルーヴの奥深さを感じていただければ幸いです。
さらに発見しました!こちらは、もっと大きくとっています。1小節1拍でカウントしています!
Ruth Brown Tears Keep Tumbling Down
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講師紹介
山背 弘(やましろ ひろむ)プロ「に」教えるドラム講師。世界で初めてグルーブを音楽的に解析する方法を構築することに成功する。また、身体操作の意識をドラム奏法に具体的に応用する方法を開発し、伝統的なモーラー奏法を進化させて、実践に応用している。
現在もグルーブと身体操作の奧深い世界を研究し、現代ドラミングとして提唱しているドラマー。生徒には有名プロドラマーからドラム講師、アマチュアドラマーまで、さまざまなタイプのドラマーが現在も在籍している。著作には打楽器の身体操作に関する国内初の教則本「モーラー奏法の革新書」がある。
#ドラムレッスン #グルーヴ #リズム
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